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ブロックチェーンゲームに違法性はある?思わぬ落とし穴に注意!

ブロックチェーンゲームに違法性はある?思わぬ落とし穴に注意!

この記事を要約すると…

  • NFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)に違法性は無い。
  • マネーロンダリングや詐欺などに悪用されるケースがある。
  • 暗号資産同士の換金でも税金が発生することを理解しておく。

ブロックチェーン技術はゲーム業界に【遊びながら稼ぐ(Play to Earn)】という新しいNFTゲームという仕組みを持ち込みました。

遊ぶだけで利益が出るという仕組みは大きな盛り上がりを見せていますが、一方で「対応した法整備が不十分」「犯罪の温床になりえる」「税区分の不透明性」など様々な問題が浮き彫りになっています。

そこで今回は”NFTゲームの違法性“と”気づかずに違法行為をしてしまっているケース“について解説。

NFTゲームで遊ぶためには必要な知識なので必ず理解しておくんだよ!

なおNFTゲームで遊ぶならGMOコインがオススメ。送金手数料が無料なのでNFTゲームに課金するときのコストを削減することができます。

NFTとは|デジタルデータに唯一性を持たせる!

NFT(非代替性トークン)を簡単に説明すると「ブロックチェーン技術を使ってデジタルデータを管理することで、デジタルデータに唯一性・希少性を持たせる」という仕組みです。

NFT(非代替性トークン)

例えばネット上にある画像などはいくらでも複製が可能です。そのため「この画像は私が書いたもの!」と有名人が主張してもコピー品との見分けがつかないというのが現状でした。

しかし、ブロックチェーン技術を用いて最初に書かれたオリジナル画像をNFTとすることで、コピー品が出回ってもオリジナルの画像を見分けることが可能になりました。

結果としてオリジナルの画像には唯一性・希少性が生まれ、中には高値で売買されるようなものも誕生しています。

NFTゲームはアイテムやキャラクターをNFTとしている

NFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)ではアイテム・キャラクター・武器・カードなどをNFTとすることで希少価値を与えています。

そのためゲーム内で希少なアイテムを手に入れるためには暗号資産で購入する必要があり、また自分が保有しているアイテムやキャラクターの人気が高まれば、売却して利益を生み出すことも出来ます。

これがNFTゲームが「遊びながら稼げる」と言われている理由です。

ただし、お金稼ぎが出来るようになったことで様々な問題も発生しました。

NFTガチャが賭博に当たるのではないか?

NFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)では既存のアプリゲームと同じように、ガチャを引くことで様々なアイテム・キャラクター・カードなどを入手することが可能です。

ガチャの違い

既存のスマホゲーム:現金でガチャを回してアイテムやキャラクターを入手する。基本的にゲーム外では無価値であり、換金などは出来ず、サービスが終了すれば消えてしまう。

NFTゲーム:現金(暗号資産)でガチャを回してアイテムやキャラクターを入手する。ゲーム外でも価値があり、換金も可能。またサービスが終了しても残り続ける。

既存のアプリゲームとの違いは「お金を増減させる可能性がある」という点。

NFTゲームでは1回500円のガチャが、入手するNFTによっては100円にも1,000円にもなりえるため、賭け事と同じようにお金を増やすことも可能です。

そのため「NFTゲームのガチャは賭博に当たるのではないか?」という問題が発生しています。

【基礎知識】賭博罪にあたる条件

賭博罪に当たる条件として以下の3点を満たすかどうかが焦点となります。

  1. 偶然の勝敗により、
  2. 一時の娯楽に供しない利益上の財産の、
  3. 得喪を争うこと。

「偶然の勝敗により」というのは、勝敗が運によってランダムに決定することを意味し、ギャンブル一般をイメージすると良いでしょう。

次の「一時の娯楽に供しない財産上の利益」とは、飲食物のようにその場で消費されないものを意味します。

ガチャは望んだものが引けるかは運の要素が大きく、ガチャで得たNFTに紐付けられたキャラクターやアイテムは市場で取引可能な価値を持つため「一時の娯楽に供しない利益上の財産」に当てはまります。

「得喪を争うこと。」とは文字通り、その行為を行うことで損をしたり得をしたりすることがあるという意味です。

NFTゲームのガチャは以上の条件を満たすため「賭博罪に問われてしまう可能性があるのでは?」言われています。

クリプトスペルズの見解は?

クリプトスペルズの運営元である”CryptoGames”は、賭博罪に該当しない「ガチャ販売スキーム」を開発し、ビジネスモデル特許を取得しました。

この特許は「ユーザーに得喪のうち”喪”が発生しないランダム性を用いた販売方法」を実現させたものであると説明されています。

CryptoGames社の代表作「クリプトスペルズ」では、実際にウォレットやイーサリム無しで遊べるNFTカードゲームとなっており、無償で手に入れたカードをNFTとして販売することが可能です

2022年3月末にNFTゲームに関するガイドラインが発表されました!

【結論】NFTゲームのガチャは賭博には該当しない!

一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会は2022年3月31日にNFT関係ビジネスに関するガイドラインを改訂。

その中でNFTを利用したゲームにおける「パッケージ販売やガチャの取扱い」にいても触れられています。

NFTガチャに関するガイドライン

特に留意を要するケースとして、パッケージ販売やガチャの手法を用いてNFTを販売する場合、こうした手法ではNFTの獲得に偶然性があるのが通常であることを考慮しますと、販売者と購入者との間や購入者と他の購入者との間で財産上の利益の得喪を争う関係(②・③)が認められるかを検討すべきこととなります。

その判断のためには、サービス形態に応じた個別具体的な検討が必要ですが、例えば、販売者は自らが設定した販売価格に相当する対価の支払いを受けることとなりますので、購入者において、その販売価格に応じたNFTを獲得していると評価できる事情があれば、当該サービスは購入者が販売者との間で財産上の利益の得喪を争うものではないと整理しうると考えられます。

引用:NFTビジネスに関するガイドライン

結論としては「販売価格(ガチャ価格)に応じた価値のNFTを獲得していると判断されれば賭博では無い」とされています。

もちろんゲーム別に確認していく必要がありますが、現状はNFTゲームに違法性は無いと言えるでしょう。

マネーロンダリングの温床となってしまう可能性がある

暗号資産やNFTはブロックチェーンによって管理されているため、全てのやり取りを確認することが可能です。そのため、基本的にはマネーロンダリングなどの不正出来ない(してもバレる)と考えられています。

ただし暗号資産・NFT市場はまだまだ法整備や規制が追いついていない状況であり、今後は法律の隙間をつくようなマネーロンダリングが行われる可能性は否定できません。

もちろん個人が加担してしまう可能性は低く、過剰に警戒する必要はありませんが、危険性があるということは認識しておきましょう。

今後は詐欺に悪用されるケースも増えてくる

実際にNFT登場以前から暗号資産(仮想通貨)を悪用した詐欺は多発しており、実際にNFT関連の詐欺も流行してくることが予想されます。

暗号資産・NFTをよく調べもせずに「なんだか稼げるらしい」という安価な気持ちで利用すると、ひどい目に合うよ。

NFT取引で詐欺被害に合わないためには「信頼できるマーケットプレイス」を利用することがおすすめです。

おすすめのマーケットプレイス

お金稼ぎが出来る金融系の分野ではいつの時代も詐欺が付きもの。自分で正しいものを見分けることが出来るように、知識を十分につけておきましょう。

税金未納で知らぬ間に違法行為を行うケース

NFTの売買によって発生した所得は、基本的に暗号資産の取引同様に雑所得に区分されます。ただし営利目的で継続的にNFTの転売や作成・販売を行っている場合は、事業所得など他の所得として扱われるケースもあるので、個別に判断が必要です。

主に利益が発生するケース
  • NFTを購入した時
  • NFTを売却した時
  • NFTを作成して売却した時
  • NFTゲームで利益を得た時
  • NFT関連銘柄(トークン)を取引した時

要するに「価格が変動するものを別の物と交換した時に税金が発生する」ということです。

「NFTを購入した時に発生するのはおかしい」と感じる方もいるかと思いますが、NFTは基本的に暗号資産で購入され、NFTを購入した時点で一定量の暗号資産の価値が確定されるため税金が発生します。

暗号資産同士の交換には注意が必要

暗号資産を使った取引で注意しなければいけないのが「暗号資産同士を交換しても税金が発生する」ということです。

「円に交換していないからまだ利益は確定していない」と思ったら大間違い!

実際に以下のような例では思いがけない損失が発生してしまうこともあるので注意してください。

100万円で暗号資産Aを購入したら300万円の価値まで高騰したので、別の暗号資産Bと交換。その後、交換した暗号資産Bの価値が100万円に落ちたので円と交換して取引を終了した。

一般的には「最初に100万円で購入して、最後に100万円で売却しているので損益は無い」と思いがちですが、ここに大きな落とし穴が隠れています。

実は暗号資産Aから暗号資産Bに交換した際に、暗号資産Aの利益を確定させたということになっているのです。

そのため【利益300万円-購入金額100万円=確定利益200万円】にかかる税金を払う必要がここで発生していいます。

結果として最終的な利益は出ていないにも関わらず、税金を支払わなければいけないので、この仕組みを知らずに借金を抱えてしまったという方もいるので注意しておきましょう。

まとめ

NFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)自体に違法性はありません。しかし詐欺などの違法行為に使われるケースがあることを念頭に置き、税金に関しても理解した上で遊ぶようにしておきましょう。

この記事のおさらい!

  • NFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)に違法性は無い。
  • マネーロンダリングや詐欺などに悪用されるケースがある。
  • 暗号資産同士の換金でも税金が発生することを理解しておく。

現在はNFTに関する規制や法整備が進んでおらず、明確な判断基準が無いため分かりずらいですが、自分から知識を得ようとする努力は必要です。

当サイトでは引き続きNFTゲームに関する情報発信を続けていくので、NFTゲームで遊びながら稼ぎたい方はぜひ参考にしてください。

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